The Screams of Brahmin

ノバックのダスティ・マクブライドから受けられるマークされないクエスト。
夜な夜な現れては彼の飼っているバラモンを殺すチュパカブラに対処することになる。
バラモンの囲いの周辺で運び屋が待ち、チュパカブラを迎え撃つ…という段取りで
夜中頃まで待機すると1体のナイトキンが岩陰から現れバラモン達を殺そうとする。

このナイトキンは運び屋に対しては敵対しておらず、運び屋が視界内に居ようが
お構いなしにバラモンを狙うので始末すれば完了。彼の死体を漁ると
メモ：バラモンの叫びを持っており、夜中にバラモンの叫び声のような声が
脳内に響いて眠れない→バラモンを憎悪するようになったということが書かれている。
ダスティに報告すると少額のキャップと冷蔵庫の中のバラモンステーキをくれる。
評判も少し上がるが、他のクエストだけでも崇拝まで上げられるので影が薄いクエスト。

件のナイトキンは興味深い点が一つあり、コンパニオンを連れて岩場の近くで
ステルス状態で待ち伏せしていると、連れているコンパニオンに応じた独り言を喋る。
しかもその内容は「頭の中の声が近くに居る者の素性を教える」というもので、
-アルケイド：賢い男でもあり、メタルマンでもある（エンクレイヴ出身でPAを着る事）
-キャス：彼女の父親の事を知っている（Fallout2に登場したジョン・キャシディの事）
-ラウル：凄く長生きしていて銃の扱いに長けているグール
など、余人が知り得ないような情報までわかってしまうようだ。

推測になるが、こうした点を鑑みると彼はもう一つの人格がサイキッカー化した
ナイトキンだったのかもしれない。頭の中の声が近くに居る人間の記憶を読み取ったり
過去を見通す能力を持っている代償に、彼の脳内にはひっきりなしに
様々な情報が流れ込み続け、表人格はそれに押しつぶされてしまった…と考えると
前述の支離滅裂なメモの内容についても納得がいく。